時間旅行~故きを温ねて新しきを知る~vol.01
4月1日は新元号発表でした。
新元号発表の時間は仕事中でしたがインターネットで官房長官が発表するのを見ていました。
平成の始まりはインターネットは大学や研究機関ぐらいでしか使っていませんでしたからインターネットで発表を見るなんてのは急速にネット社会が普及した平成の時代を象徴しているのでしょうね。
新元号は「令和」。
新元号のもと今年の品評会は開催ですね。
さて、元号にちなんで少しばかりタイムトリップを・・・・。
↓平成(へいせい) 1989~
↓昭和(しょうわ) 1926~1988
↓大正(たいしょう) 1912~1926
↓明治(めいじ) 1868~1912
江戸時代へ突入しますよ。
↓慶応(けいおう) 1865~1867
↓元治(げんじ) 1864
↓文久(ぶんきゅう)1861~1863
↓万延(まんえん) 1860
↓安政(あんせい) 1854~1859
↓嘉永(かえい) 1848~1853
↓弘化(こうか) 1844~1847
まだまだ遡りますよ^^。
↓天保(てんぽう) 1830~1843
↓文政(ぶんせい) 1818~1829
↓文化(ぶんか) 1804~1817
↓享和(きょうわ) 1801~1803
↓寛政(かんせい) 1789~1800
↓天明(てんめい) 1781~1788
↓安永(あんえい) 1772~1780
↓明和(めいわ) 1764~1771
↓宝暦(ほうれき) 1751~1763
↓寛延(かんえん) 1748~1750
お待たせしました。
約270年ほど遡り、時は西暦1748年 「寛延」の時代です。
なぜ、こんな時代まで???
以前に徳島愛錦会の歴史資料を探したことがありました。
文献は当時は報道や記録であっても、時を経て歴史的な価値を見いだすことができるものとなるんだなと思ったものでした。
もう少し当時の資料を知りたく国立国会図書館で文献を調べていました。
調べていると寛延時代に出版されていた金魚の参考書があったのです。
当時はラジオもテレビもない、インターネットもない時代。
まして車もなく流通網が現代のように発達していない時代の書籍です。
きっと金魚を飼っていた人にとっては手に取りたい一冊だったんでしょうね。
本の名前は「金魚養玩草(きんぎょそだてぐさ)」。
大阪は泉州・堺の安達喜之という方が筆者で大坂心斎橋通の丹波屋理兵衞 [ほか2名]が出版者で寛延1 [1748]に出版されたそうで金魚愛好が広まったのはこの本の影響が大きいと言われているそうです。
本を読み始めましたが・・・
達筆なのでなんと書いてあるのか読めません(笑)。
誰か翻訳してくれませんか??(笑)
なんとか読解しようとすると
・金魚のことについて
・金魚の子一番二番三番について
など当時の金魚の飼い方が記載されているのだと思います。
最後にらんちうのことについても触れているようです。
文献からその当時を推測するのも楽しいですね^^。
そして、その当時の知恵が時を超え、新しい時代の飼育のヒントに繋がるかもしれないですよね^^。
※当該書籍は国立国会図書館のインターネット上に公開されている書籍で著作権及び付帯する権利が消失している文書であるため掲載しました。